青森へ

JR東日本のポスターやら、装苑やら、建築雑誌で目にする青森県立美術館やら、で、やたらと気になる青森。弘前市でやっている奈良美智の展覧会を観たい、という友人と連れたって、青森へ行って参った。


弘前城の小ささにびっくりして、落胆した後の弘前市民会館は、素敵に私の心をゆさぶった。なんていうか、建物に愛情を感じるのである。愛情を注いで楽しんで設計したのだなぁ、というのがヒシヒシ伝わってくる。前川建築目当ての3組がたまたま一緒で、市民会館の担当者の方から建物の説明を受けた。良い建物をつくると、自分が死んだ後にも、色々な人が、その建築目当てに、日本各地世界各地はるばる遠くから訪れてくるのだ、と思うと感慨深いものがある。

奈良美智の展覧会は、疑問だらけであった。この人が、こんなにも芸術界で持ち上げられているのは疑問である。(村上隆も同様)どう見てもキティちゃんやピカチュウと同程度。芸術性なんてコレっぽっちも感じられない。青森県立美術館シャガール棟方志功寺山修司と共に並んでいるのは、どうにも解せない。

この旅の一番は、こぎん刺しである。2番は、県立美術館のシャガール、3番は、県立美術館、菊池敦己さんの仕事